障害年金申請の必要書類

文責:所長 弁護士・社会保険労務士 湯沢和紘

最終更新日:2024年05月16日

1 障害年金の必要書類

 障害年金は、申請書類を整え、年金事務所等に申請し、審査を経て受給が認められるという流れになります。

 申請によって多少必要となる書類も変わってきますが、障害年金の申請にあたって基本となる書類をご案内いたします。

2 年金請求書

 これから障害年金の申請をしますという書類です。

 障害基礎年金か、障害厚生年金かで様式が変わってきます。

 共済年金の請求の場合も異なりますので、申請する障害年金の種類に合わせた書式でご準備いただく必要があります。

3 診断書

 障害年金申請のための所定の書式の診断書がありますので、お医者様に作成していただいたものを提出することになります。

 「障害認定日」時点の症状を示すものを作成することになり、基本的には障害認定日以降3か月以内の診断書をご準備いただきます。

 事後重症請求を行う場合には、現時点での症状についての診断書が必要となります。

4 病歴・就労状況等申立書

 申請する傷病に関しての治療の経過や日常生活、労務への影響等をまとめた書類です。

 こちらはご自身やご家族、ご依頼された専門家等が作成するものとなっております。

 障害年金は、日常生活や労務への影響の程度を踏まえて等級が定められているため、申請傷病が日常生活や労務に与える影響の程度を測る資料として提出することになります。

5 住民票等

 申請者の生年月日等を明らかにするための資料として必要とされています。

 戸籍謄本等でもよいですが、住民票が公的資料としては簡便かなと思います。

 現在は、マイナンバー等を利用すれば、提出を省略することも可能となっているようです。

6 受診状況等証明書

 初診日を特定するために必要とされる場合がある書類です。

 初診の病院と診断書の作成を依頼する病院が同一の場合には、診断書に初診日の記載欄があるため省略することも可能となっています。

 初診の病院と診断書の作成を依頼する病院が異なる場合には、初診日の証明のため、この書類の作成が必要となってきます。

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